EENT

by POST-FAKE

 

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六本木のアートスペース「POST-FAKE projects」にて開催された展覧会『EENT』に伴い発刊された、築山礁太、村田啓、高橋臨太郎、3人の作家によるタブロイド版の作品集。
タイトルにある「EENT(=End Evening Nautical Twilight)」とは、直訳すると「航海薄明」、いわゆる空が薄明るい・薄暗いタイミングのこと。この「EENT」をテーマに、築山は望遠鏡レンズを使用した風景写真とセルフポートレイトを、村田は薄明の中におけるそれぞれのイメージの関係性を模索した写真作品を、髙橋は幼少期の乗馬体験を再定義したドローイングや立体作品などを発表した。本作品集では単なる図録としての機能から離れるべく、展覧会にて発表された作品とは異なる作品が収録されている。3人の作家の作品を1冊としてまとめ上げたのは、気鋭のアートディレクター/グラフィックデザイナーの星加陸。手製のシュリンクにパンチングした紙片を織り込ませるなど、さまざまなギミックが施されている。さらに、美術家・渡邉庸平による「EENT」をテーマにしたエッセイも収録。400部限定。

著者:築山礁太、村田啓、高橋臨太郎
アートディレクター:星加陸
出版社:POST-FAKE
刊行年:2023
サイズ:297×420mm
ページ:24P
言語:日本語・英語
状態:新刊・カバー付き
部数:400部限定