2022.01.07

Another Story – Enrico Isamu Oyama

#ANOTHER STORY

Photography_Go Itami
Edit_Sohei Oshiro (POST-FAKE)

2022.01.07

TOKYO MXにて毎週火曜深夜に放送しているアートドキュメンタリー番組〈POST-FAKE〉。第七回は、NYと東京を拠点に世界で活動するアーティスト、大山エンリコイサム氏が登場。自身のルーツや作品のコンセプト、ストリートアートについての知見から貴重なメイキングの様子までをカメラに収めた。それらはTVInstgramYouTubeにて公開予定だが、ここではその映像撮影のバックシーンを写真を通して紹介したい。撮影を手掛けてくれたのは今注目の写真家、伊丹豪氏。住宅街や神社に隣接した静謐なスタジオにて、大山氏のポートレイトやワークデスクに作業ツール、制作中の作品までを独自の視点で切り取ってくれた。

PROFILE

Enrico Isamu Oyama

Artist

美術家。エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを再解釈したモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」を起点にメディアを横断する表現を展開。イタリア人の父と日本人の母のもと、1983年に東京で生まれ、同地に育つ。2007年に慶應義塾大学卒業、2009年に東京藝術大学大学院修了。2011−12年にアジアン・カルチュラル・カウンシルの招聘でニューヨークに滞在以降、ブルックリンにスタジオを構えて制作。これまでにマリアンナ・キストラー・ビーチ美術館(カンザス)、ポーラ美術館(箱根)、中村キース・ヘリング美術館(山梨)、タワー49ギャラリー(ニューヨーク)、神奈川県民ホールギャラリーなどで個展を開催。『アゲインスト・リテラシー』(LIXIL出版)、『ストリートアートの素顔』(青土社)、『ストリートの美術』(講談社)、『エアロゾルの意味論』(青土社)などの著作を刊行。『美術手帖』2017年6月号を企画・監修したほか、コム デ ギャルソン、シュウ ウエムラ、JINS、アウディとのコラボレーションも手がける。2020年には東京にもスタジオを開設し、現在は二都市で制作を行なう。

WEB www.enricoisamuoyama.net
IG @enricoisamuoyama