文化芸術政策にも積極的に取り組んだ「アメリカ」のアイコン

アメリカ合衆国第35代大統領。卓越したスピーチ技術や暗殺を巡る陰謀論などによって現在でも「アメリカ」を体現するアイコンのひとりである。文化芸術政策にも積極的に取り組んだ。現代美術の作品においても彼のイメージが用いられ、代表的なのはロバート・ラウシェンバーグ（Robert Rauschenberg)の作品「Retroactive I」など。大統領就任演説でも芸術の奨励を宣言し、現在でも彼の名前を冠した文化施設「舞台芸術のためのジョン・F・ケネディ・センター（The John F. Kennedy Center for the Performing Arts）」や優れた芸術家に送られるケネディ・センター名誉賞として彼の文化芸術に関する取り組みは継続しているといえよう。オリバー・ストーンによって1991年に映画化もされている。