Shu Ohno
大野修
Sculptor
1981 年生まれ福岡出身。九州産業大学で彫刻表現を学び、東京藝術大学の大学院を修了。在学中は、主に石を素材とした彫刻の研究に取り組み、アカデミックな造形と音楽からの影響を感じさせるものをモチーフとして構成し、現代における彫刻の在り方に揺さぶりをかけるような緊張感のある作品を制作。内面から沸き起こる「衝動」を重要な要素と捉え、廃材やコンクリートなど人工的な素材を用いながらも、 決して軽薄でない「もの」としての強度を保った立体作品が特徴的である。 2012 年から 2 年半のニューヨーク滞在中に辿り着いたブリコラージュによる制作スタイルで、「破壊と 修復」を繰り返しながら素材と向き合い、時間の経過に内包された造形美を探求している。2023 年 11 月、東京 / 西麻布に ACA( エイベックス・クリエイター・エージェンシー ) がオープンしたWALL_alternative では、第一回目の展示として個展 [VERSE] を発表。
Photo|Atsushi Tanno